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子午線の祀り
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2017.06.26 Monday 14:12月はただ月で星はただ星。
万感の想いを映しても、身をやつして詩を列ねても、人の営みとは関わりなくただ静かにそこにあるだけ。見事な満月に復讐を誓っても、良い月夜ですなと心乱れても、天を仰ぎ見ようとも同じこと。
悩みも葛藤も、血が吹き出すほどの激情も、みな憐れなほどにちっぽけで、到底受け入れられないままにまた生きる。
「非情の相を、しかと眼をこらして見定めて下さいませ」
そんな事が可能なのでしょうか。願わくば、この無常感が、ちっぽけなわたしたちひとりひとりの孤独が、この演劇が、わたしたちが非情の相と向き合うための、優しくも、良き訓練になりますように。 -
座組みの終わりに
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2017.06.13 Tuesday 04:40
一抹の寂しさと無常や心強さと、追いつかない現実に。傷を剥がして、視界を取り戻す。感謝という魔法が、すこしづつ、心をもとの場所に戻してくれる。みなさん、本当に。ありがとう。けど実はもう少しかかる。かけられない。けど。かかる。しばらくは天と共に。壇之浦へ。 -
残り10回を切ったについて
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2017.06.04 Sunday 20:48
ちょっとまだ信じられませんが、どうやらもうじきに終わるという事です。劇場に入った頃、テントには暖房機が入っていましたね。移ろう季節、花は見事に散りましょう。 -
IHI豊洲バーについて
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2017.06.01 Thursday 11:28
例えばこのLED時計は扇風機です。楽屋にある仮設のテントバーには面白いおもちゃがたくさんあって、終演後の疲れを癒してくれます。日々、遊び心を忘れずに。粛々と。あと、14回。 - ←back 1/1 pages next→