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稽古とクリエイション
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2016.10.29 Saturday 18:47
ついに届きました。18年ぶりの全面改訂。集英社さんから。荒木飛呂彦先生も!
シンゴトハカンケイアリマセン。
シンゴハネ、稽古してイまス。
クリエイション。稽古とクリエイション。稽古はある程度決められた事を反復して精度を高める作業で、クリエイションは、日々新しい発想で壊しては創り壊しては創りを繰り返す作業。現場ではその両方をバランス良く絶妙なタイミングで往復する必要がある。日本人は基本前者に偏りがちになる。フィリップ・ドゥクフレというヒトは、極端に後者のヒト。
トップダウンではない稽古場は久しぶりとは言え、ここまで丸投げされると流石に手も足も出ない自分が残念。その部屋にいる人間は全員が対等で、誰しもが常に、その場に一石を投じる権利と義務がある。え?それ以外にどういう方法があるの?なフランス人。確かに、ことフィジカルシアターに関しては、分業は意味をなさない。「役者サン」であって良い瞬間なんてない。脳みそをひとつにして常に「クリエイト」シテいかないと。
イマ ケッコウ タイヘン -
一足お先にあがります
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2016.10.22 Saturday 23:22
終演後帝王に黄泉のキっスを頂いたので、もう明日からは尋問されなくて良くなりました。よ。あとは育に任せます。
という事で。長い事お付き合い頂きましてありがとうございました。ルキーニ、あがります。産業用機械、シンゴが待っています。
明日の大千秋楽、最後まで無事に、そして最高の盛り上がりになりますように、昇天したルキーニは目のくまも消えて、マリアの微笑みをたたえて、心から、そう祈っています。
どうか皆さん、頑張って。 -
ナゴヤ de デュクフレ
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2016.10.15 Saturday 22:04
デュクフレ率いる、
カンパニーDCA「コンタクト」
世界ツアーの最終地日本、愛知→埼玉
(※訂正 新潟と韓国もありました。すみません。)
de 本日、
マチネルキーニ ミーツ デュクフレ
芝居寄りのダンスとか、フィジカルシアターだとかこれまでちょこちょこ触れて来たけど、この人ね、もうね、なんでもアリ。すごいの。ジャンルわけがうざったくなった人は是非。そうね、ジャンルって結果だから、縛られるものじゃないからね。技術は硬く。創造は柔らかく。ちなみにこれ、彼的にはミュージカル。「わたしは真悟」をまかせられるのはこの人しかいないと確信しました。メルシーボークー。いつか日本でも「アート」という言葉が鼻につかないで語れる、そんな日の訪れを願わずにはいられません。だってね、本当に、楽しい。 -
名古屋初日
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2016.10.08 Saturday 15:37名古屋の皆さんお待たせしました。エリザベート、エリザベートいかがですか。2016はこれでおしまい。この先どんな作品になって行くのでしょうねエリザベート。寺山修司さんは生前、「進化」なんてものはない。ただ「変化」があるだけだ。というような事を言っていたそうです。人間が自分たちで「人類の進化」と言う時のどことなく傲慢に思う感じでしょうか。「進化」とか「退化」とかいうのは確かにそれを言う人の価値観の表明であって、真実ではないのかも知れません。エリザベートがこの先「進化」するのか「退化」するのかは分かりませんが、間違いなく「変化」していくのだろうと思います。演劇は、いま、ここ、の芸術です。だから僕は俳優をやるからにはあらゆる「変化」に寛容でありたいと思います。「こうであるべき」という事が、とにかく僕たちを幸せから遠ざけるようです。その事を、演劇は僕に教えてくれます。まぁね、ともあれ。はい。ナゴヤベート、開幕でーす。
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