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雑記
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2015.02.28 Saturday 00:48手強い手強いシェイクスピアに体当たりしたりねこだまししたり、なだめすかしてからの一本背負い、などしてる間に足元すくわれて火だるま。そんな日々ももうあと少し。。マエストロの指揮棒が鋭さを増す一方でこちらはもう頭がマシュマロのやう。余計な事を考えずに言葉の洪水に身を任せて複雑に絡んだ沙爺の世界に自由にコミット出来るようこのままマシュマロぅな弾力で駆け抜けたい。素敵な生演奏の方々とジョンキャメロンの音楽、そこに命を吹き込むマエストロの指先が神々しく、我もまたその一部たらんと過剰におどけてまた火だるま。頭を冷して、残りの稽古を楽しもう。少しずつ家族のようになってきた一座に気恥ずかしさも湛えつつ、全ての出会いと与えられた今この時を存分に謳歌せんとす。
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告知やら稽古やら2
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2015.02.19 Thursday 16:02さて、アドルフに引き続き夏の舞台が発表になりました。『100万回生きたねこ』です。初演で森山未來さんがやったねこをやらせて頂く事になりました。只今猛烈に特訓中です。イスラエルはコンテンポラリーダンス大国でありまして、インバル・ピントとアブシャロム・ポラックで検索するとそれはそれは恐ろしい、キレっキレのダンス作品が沢山見つかります。未來さんがその後、文化交流使として海を渡って行かれた国ですね。ミュージカルと銘打ってはいますがこれはまさしく珠玉のダンスシアター。初演を見た時そう思いました。僕はまるで産まれたてのシカのようですが、なんとか食らいついて素晴らしい出会いを迎えたいと思います。8月15日〜30日まで、池袋は東京芸術劇場プレイハウスにて。その後金沢、大阪と巡る予定です。詳細はコチラ→http://hpot.jp/stage/100neko# どうぞお楽しみに。
さて、ということで今日も十二夜。ジョンケアードとシェイクスピアの稽古をしていると、芝居には骨があって肉があってさらにその上に皮があってやっと服を着ている、というのが良く分かる。芝居は人間に良く似ている。服を急いではいけない。なんとなれば本番は裸で立ったらいい。骨さえしっかりしていれば立っていられる。そのくらいシェイクスピアは面白いという事が良く分かる。余すところなく届けましょう。そこのあなた。シェイクスピアに触れるなら何はともあれまずジョンケアード。この機会をお見逃しなく。 -
告知やら稽古やら
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2015.02.09 Monday 01:47
今年6月の舞台、『アドルフに告ぐ』が発表になりました。言わずと知れた手塚治虫原作の名作漫画。その舞台化です。KAAT神奈川芸術劇場にて。栗山さん演出で。アドルフ・カウフマン。ナチス党員の息子にして日本人とのハーフ。日本産まれ。やがてドイツに渡りヒトラー・ユーゲントのエリートを経てヒトラーの秘書となり、、、。タイトルロールとも言える3人のアドルフの中の1人です。憧れのKAATにて。旅公演もある予定です。詳細はまた追って。そして、NHKドラマ『紅雲町珈琲屋こよみ』の放送日も決まりました。NHK 総合、4/29(水・祝)19:30〜20:43 →詳細はコチラ。是非ご覧下さい。
全く有難い事尽くしな訳ですが、実はそんなに容量が大きくないのであまり先の事は考えられないのです。僕は相も変わらず愚鈍な生き物で、いま目の前にある衝動を見極めるのにただ必死です。失敗も、後悔も、懺悔も、見栄も、欲目も、軽々と飲み込んで押し流す衝動にさらわれて、いつも想像を超える今を生きたい。溺れ死ぬ瀬戸際のその波間に漂いながら、あり得ないその今を積み上げたい。そのためには、一にも二にも、ただ正直に自分を見つめ、許す事。この世界にはやらなきゃいけない事なんて最初から何ひとつないぞ。
ということで。
十二夜。
十二夜。
ところで、
なんだこれ。 - ←back 1/1 pages next→