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袴垂れはどこだ
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2011.11.27 Sunday 00:34とても久しぶりにtptに足を運んで、「袴垂れはどこだ」をすみだパークスタジオで。ベニサンピットの椅子がやけに尻に馴染む。観劇体験というのは色々な種類のものがあると思うのだけど、「戯曲を授かった」と心から思える体験は数少ない貴重な体験。あらためてtptの軌跡とその重みに想いを馳る。年を重ねる毎に少しづつ。少しづつ分かる。早くしないとまたなくなる。劇場も。人も。焦る。ということで、観てください。tpt「袴垂れはどこだ」@すみだパークスタジオ。30日まで。詳細はコチラ。福田義之さんの言葉を借りて門井さんが現代に問いかけ、千葉さんがそれを受け取り丁寧に伝えてくれます。僕は戯曲を授かりました。変な言い方ですが、特に僕のように古い戯曲を知らない世代の人達に見て欲しい。凄いです。あらためて演劇で迫ってくるのはツールじゃないんだな、という事。眼差しと問いかけ。身近でないものを通して、身の回りの色んなものに見えてくる。分厚いぜtpt。
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明け方の悪魔
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2011.11.13 Sunday 05:22今日も悪魔が暴れ出す
明け方4時の悪魔
冷やして静める
70%の深海を泳ぐ
あらくれものの悪魔
消えては現れる
また転移して転移して
有効成分
副腎皮質ホルモンドラム缶
てのひらまでは塗れないぜ
狂いそうだぜドラム缶
潜水艦 倦怠感 痒み立体感
寝かせておくれよお姉ちゃん
着信履歴はケイトクさん
退治出来ない 痒み立体感
立ち向かえ副腎皮質ホルモン一斗缶
かわいてるんだぜ
喉のおくまで70%の領海内
おまえののどもとを引きちぎって引きちぎって引きちぎって引きちぎって引きちぎって、
俺の負けだぜ
ごめんなさい
許してくれよ
からの一本背負い
頭は高速に
音だけが反響する
この70%の宇宙
ああごめんなさい
ごめんなさい
万全なんてありゃしない
亀裂から命取り潜水艦
溺れて
掻きながら溺れて
死んでまうよ
おやすみなさい
おやすみなさい
寝かせてよこの悪魔
悪魔デビルインザシー
ららら
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それから
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2011.11.12 Saturday 00:51遅れてしまいましたが、岡崎藝術座、無事に終わりました。怪我なく。怪我なく終えられました。ご来場頂きましてありがとうございました。
年明けからひた走っているうちに色々な事がありましたが、気がつけばもう今年も終わりです。いちいちの総括もままならず、ただグジグジしている時間が長かったように思いますが、その都度、ヒトの熱に支えられてなんとかやって参りました。
今日は、銀河劇場に市村正親さんの炎の人を見に行きました。個人的な話ですが、今年一番のグジグジに襲われるかと思われたここ数日、そんな矢先に救ってもらえたような気がする、そんな体験をしました。それもまた、ヒトの熱でした。
俳優という職業についてようするにグジグジしてしまうのですが、今日見たものは、ある役割と体当たりでぶつかっていくシンプルなヒトの熱でした。全霊を込めて役と向き合っている人間の姿、その美しさをあらためて教えてもらった気がします。それしか出来ないし、それでいいんだ、という事です。俳優というものが分からなくなっていく中、僕にとってのそれは一筋の力強い光でした。そういった事を、役者が役を通して、また演出家が戯曲を通して、作家がゴッホの生涯を通して、熱心に語ってくださっていたような気がしました。全てがダブってそう見えました。耳が痛く、また勇気をもらいました。あれ?何書いてるんでしょうねまったく、身体が痒いんです。ともあれ、何かを見て個人的な事が揺さぶられた訳ですから、きっと素晴らしい作品だったんじゃないのかなと思うんです。劇評は書けません。個人的な事しか書けません。こんなんで伝わったら何の苦労もないのでしょうが、もし何かひっかかりましたら、明日明後日でおしまいですが、未見の方は是非。
長々と私信をしてしまいました。ただ願うのは、「自分と演劇」という思考が経験とともに「自分と社会」という思考へ昇華していく、その過程のもろもろをなるべく偽りなく正確に受け止めていきたい。グジグジと、そう思うのです。身体が痒いのです。
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急な訂正告知
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2011.11.06 Sunday 22:15先日お知らせした、おはなしのくに、開始時間が間違えてました。正確にはこちら↓
NHK Eテレ おはなしのくに
「どんぐりと山猫」
原作:宮沢賢治
11/ 7(月)AM9:00〜9:15
11/14(月)AM9:00〜9:15
です!開始が30分間違ってました。15分番組なのに、終わっちゃってるじゃん、になってしまいます。明日の朝なので訂正が間に合わなかった方々、本当にごめんなさい。
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