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アジ祭乱れ咲き
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2009.11.28 Saturday 23:20
アジア舞台芸術祭、東京舞台2009に参加しています。
今日、無事初日が終わりました。池袋にある東京芸術劇場を中心に演劇が咲き乱れているようで。とっても気持ちの良い演劇祭です。血が、楽しんでいます。あれもこれもで見切れませんが、ああ祭りだなと、気持ちが、丸くなります。楽しい。
自分の活動を、その方向や成果を含めて、大きな視点から一度引いて見る事が出来るという経験は本当に有難い財産なんだなとあらためて感じます。とことん混じり合って交わっていく中でこそ、その差異をもって自分を認めることが出来る、そしてその懐を持って他人を認めることが出来る、そんな訳で。少し気持ちが、丸いです。交じり合うのが祭りで、祭りこそ演劇だという言葉の意味が、またほんの少しだけからだに入ってきた気がします。
ひょっとこ乱舞のDプロは明日は4時から。15分の小品ですが入場無料でなかなかの盛況ぶりです。是非お時間ありましたら一緒に混ざり合っちゃみませんか。 -
鬼を彫る武蔵の如く
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2009.11.08 Sunday 01:09自分にとって大切な事は「既にやっている事」の中に全部埋まっていて、分かっていてもそれがなかなか見つけ出せない
或いはもう見つけてるのかも知れないけど認める事が出来ない。むしろ最も嫌悪して「そうはなるまい」と思って日々過ごしている。認める事による手続きの多さを、別の所から持ってきた都合で塗り固めて見えなくしてる。
創作活動というものは、その都合を削ぎ落とし、既に在るものを木塊の中から彫り出す作業に似てる。「掘り出したい形のイメージ」から入ると大抵の場合失敗に終わる。その結果として出来上がった形は、格好だけ整っていてもちっとも個性的じゃない。
表現をするために核心を認める事と、それ以外を削ぎ落とす事。どれだけの事を「やった方がいいだろう」とひとに「思い込まされてる」か、或いは言い訳として「思い込もうと必死になっている」に過ぎないか、その事を自覚する事。そしてある覚悟と勇気をもってそれらを削ぐ事。
その時初めてひとに伝わる表現になる。誤読を恐れないシンプルで太い表現になる。
と思う。
格好悪くたっていいよ♪
そんなこと問題じゃない♪
君のこと笑うやつは♪
トウフにぶつかって♪
死んじまえ♪
と思う。
何かを得るという事は何かを失うという事で、何かを失うという事は何かを得るという事。
カラクリになってるのはそんな普通の話。 - ←back 1/1 pages next→