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日生劇場終わり
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2018.01.30 Tuesday 00:19
『黒蜥蜴』@日生劇場終わりまして、残すは1日から5日まで梅田芸術劇場にて。昨年12月稽古始めからここまであっという間でした。風に乗って種を巻き、風と共に去っていったルボーさん。大地に確かな芽を出すのは残された私たち全ての使命であり、豊かな権利でもあります。
ルボーさんは三島黒蜥蜴から「愛についての物語」を掘り起こしたように感じます。三島は時にその知性でもって私たちをどこまでも翻弄します。だからこそ、ルボーさんはそれを紐解く議論の中心に「愛」を置きました。多国籍で向き合えばこその発見だろうと思います。
うっとりしたり、ハッとしたり。皮肉を言われ、核心かなと思うと、全部冗談だと笑われたり。解りにくいと思いきや解りやすい。解りやすいと思いきや解りにくい。三島の黒蜥蜴にはそんなところがあります。現代において大衆的な興業にはお世辞にも乗りにくいその作家性は、江戸川乱歩の世界を借りて、いま私たちにどう映るのか。日々興味がつきません。
色々な意味で一筋縄ではいかない作品になっていると思います。物議を醸してこそかなという気もしますので、こういうものこそ、あまり多勢の感想に流されず、それぞれの眼で見て持ち帰って頂きたいなと思う日々です。巻かれた種が花をつけるのは舞台の上ではありません。観たひと一人一人の記憶と心の中なのです。そんな風に。思う日々です。そんな風に。願う日々です。 -
Comment
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2018/01/30 6:20 AM posted by: ちえ東京公演、お疲れさまでした。
感想を、言葉にするのは とても苦手です。
言葉にする何十倍も、心を占めて離れられない作品も多々あるのに。
「黒蜥蜴」も“雨宮”も、私の中で醸成され、発酵し続けてゆくでしょう。
またいつか、明智で会える日があったら素敵だなぁ・・・とふつふつと、思ったりしています。
大阪公演の無事と成功を、心より願っています。 -
2018/01/30 9:10 AM posted by: sasaおはようございます。
黒蜥蜴東京公演@日生劇場、無事に千穐楽を迎えられましたこと、お喜び申し上げます。
明後日大阪初日となると関係者の皆様も一休みする暇も無さそう?ですが、最後まで何事もありませんように、と願っています。
「黒蜥蜴」との出会いは多分小学生の時に読んだ江戸川乱歩の子供版だったと思うのですが、映像や舞台で色々な方が色々な黒蜥蜴を立ち上げていらっしゃるので日本人にとっては馴染みが深い分、各々の中に(こんなイメージ)というものがあって、そういう意味では他の作品には無い難しさもあるのかなぁ・・・と改めて感じています。
キャスティングが先だったのか?それともルヴォーさんの創り上げたいものが先だったのか?は私には判りませんけれど、私は中谷さんが醸し出される少女のような可憐さや儚さと井上さんが醸し出される清潔感が相まって、まるで「大人のプラトニック」のような愛が生まれているように感じられて、この御二人ならではの「黒蜥蜴」の世界が広がっているんじゃないかなぁ・・・と感じましたし、好きでした(^^)
また日生劇場の話に戻ってしまいますが(^^;
壁のガラスタイル、プロセニアムアーチに近い部分に金箔?が混ざったものが埋め込まれているんですよね。あの感じが日常から舞台上の世界へ誘うようで、今見ても素敵だな〜と開演前に眺めておりました(^^ゞ
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2018/01/30 10:55 AM posted by: サッチーずっと、考えています。
(観ながら考えるの、良いことですよね)
海外の演出家さんからみて、日本文学はどう映るのだろうって。
春琴のサイモンさん、私みたいな日本文学サボり人間の何倍も、わびさび、日本の究極の犠牲愛を分かっていて身ぐるみ剥がされた気がしたし。
ルヴォーさんは、三島黒蜥蜴のどの部分を愛し抜いているんだろう。
きっと好きで好きでたまらないはず。
私の江戸川乱歩愛とルヴォーさんの三島愛がいま、私の脳内でとぐろを巻いて戦っています。
窒息してしまう前に答えを見つけて脱出しないといけません。 -
2018/01/30 11:19 PM posted by: aridaこんばんは。もう大阪にいるのでしょうか?
ルボーさんが撒いた種、成河くんたちキャスト、バンドさん、スタッフさんたちが毎日たっぷり愛を込めて水やりをして育てていった「黒蜥蜴」、私の心には花が咲きました。うっとりするくらい美しいエヂプトの星くらい綺麗な花です。きっと枯れません。私が自分の中に咲いた花を育てていきます。
素敵な作品をありがとう。
大阪にも花を咲かせてきてくださいね。 -
2018/01/31 7:15 AM posted by: ことねそれぞれに好きな感想を持たせてくれるような作品でもあると思っています。
私にとっては、重たい感じの舞台って、「こういう風に感想を持たなければならない。」っていうのがちょっとあって、心がそれに縛り付けられそうになることがあるけど、
黒蜥蜴は、そんなのなくて、自由に、黒蜥蜴に思いを馳せることができました。
原作をほぼ知らずに観に行ったので、観終わったすぐ後はラブストーリーだったなと思いました☺
だけど観た後からも、思い出して考えているうちに、新しい発見があって、
私の中の黒蜥蜴がどんどん広がって、いろんなものをもたらしてくれます
そうやって考えている時間がすごく楽しくて、
でも他の人から観たらまた違う姿なのだから、
黒蜥蜴に隠された魔法は奥が尽きないなぁ、なんて思っています
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2018/02/01 7:39 AM posted by: erisおつかれさまでした!
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