News
-- 舞台 ----------------
2018
『Thrill me』
作/音楽/脚本:
STEPHEN DOLGINOFF
翻訳/訳詞:松田直行
演出:栗山民也

▼東京
12/14(金)-1/14(月祝)
@東京芸術劇場シアターウエスト

▼大阪
1/19(土)-20(日)
@サンケイホールブリーゼ

▼名古屋
1/25(金)
@芸術創造センター


-- 映画 ----------------
NEW
『ムタフカズ』
2018年
10/12(金)
全国公開

■『チワワちゃん』
原作:岡崎京子
脚本:二宮健
監督:二宮健
2019年公開

■『美人が婚活してみたら』
原作:とあるアラ子
脚本:じろう(シソンヌ)
監督:大九明子
2019年公開

-- ラジオ --------------
NEW
■NHK FMシアター
青春アドベンチャー
『武揚伝』(全15回)

▼10/8(月)-10/12(金)
毎21:15〜30(1-5回)
▼10/15(月)-10/19(金)
毎21:15〜30(6-10回)
▼10/22(月)-10/26(金)
毎21:15〜30(11-15回)


-- TV ----------------
『関門時間旅行〜海峡都市で、会いましょう。〜』

インターネットTV
※生中継の模様を、常時コチラから見られます。


-- DVD --------------
■Disney実写映画
『美女と野獣』

ルミエール吹き替え
DVD & Blue-ray
レンタル、発売中

■『脳内ポイズンベリー』
佐藤祐市監督作品
DVD & Blue-ray
レンタル、発売中


-- 雑誌、他 -----------

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SPAC『授業』で西悟志をご賞味下さい
2018.10.08 Monday 01:17
静岡行ってきました。演劇のお城。夢のくにでした。未訪の方は是非一度。たまげます。アーティストトーク、ご参加頂きありがとうございました。宮城さんと西さんに挟まれてあそこで喋るなんて、僕の演劇人生の中ではちょっとした事件でしたよ。今日は1日、演劇をやって来て良かったと思える幸福な、心に染み入る時間でした。ありがとうございました。


SPACのイヨネスコ『授業』

残り一般公開日は、
8(月祝)14:00
13(土)16:00
20(土)14:00
21(日)14:00
28(日)14:00
@静岡芸術劇場

です。詳細はコチラから。



西さんの演劇は面白いです。やっぱり面白かった。この先20年くらいの演劇シーンに劇薬を投じる、そんな才気に溢れています。演劇を長く離れた時期もあったのですが、まさに枯れてないどころか磨きがかかっています。一見取っ付きにくいようなものを、普通の感覚で普通に面白く受け取れる、彼の頭の中にはそんな超精密な翻訳装置が備わっています。そのための教養と腕っぷしとセンスが並外れています。思うにエンターテイメントとは本来その事を言うんじゃなかったかと。

西悟志のイヨネスコ『授業』。は、演劇なら黙ってない、イヨネスコなら黙ってないよ、というような人もおそらく噛みごたえ十分で黙りますし、同時にちょっとそういうのを敬遠しがちな人たちにも「なんだ、これ、分かる」と思わせる魔法がかかっています。

これって、言うは易しで、なかなか実現するものではありません。時にエンターテイメントの名のもとに、時に舞台芸術の名のもとに、どちらかがある程度手放されます。どちらも持つ、というより、そのどちらもがお互いを強化し合って「ぼくたちのいまこのとき」に強烈な光を当てる、そんな景色を、その可能性を、西さんは垣間見せてくれます。なんというか、言いかえると、ちょっと見たことない、食べたことない、でも確かに人類が生きてきた足跡を感じられる、そんな創作料理。何よりも、美味しい。です。

ちなみに西さんは、新国立劇場の新シーズン、ディベロップメントにも選ばれていて、ちょっと世に出始めています。日の光に弱いので、あまり出すぎると引っ込んでしまう恐れがあります。いつまでも 見れると思うな 西の芝居。そんな格言があります。その時はまたなんとか引っ張り出したいと思ってますが、まずはいま、冴えているこの時、是非、この機会に、西悟志を体感してみて下さい。静岡へ!

長くなりました。
でも。是非。
| 成河(ソンハ) | 観劇 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
イェルマ
2018.10.02 Tuesday 21:20
NTLive『イェルマ』。凄絶。女優さんは特に必見ではないかしら。やりたいもん、あの役。翻案にあたり、稽古場で俳優と一緒にテキストを作ったと聞いて納得した。とてもとてもとても時間のかかる作業だ。演劇はファンタジーではなく日常の再発見である、その事を伝えるためには、俳優がまず、自分の言葉で目の前の観客に通じる言葉を喋らなければいけない。そこに時間と労力を惜しまない、その姿勢に何よりも感動し、嫉妬した。

日本で現代口語演劇が唱えられてからもう20年以上経つというのに、僕たちのリアリズムが一向にああならないのは、ひとつには僕たちがまだまだ作家の言葉に頼りすぎているせいだ。作家の言葉、あらかじめ書かれた言葉をいかに上手に綺麗に喋れるかというエンゲキの呪いが今でも僕らにはかかってる。「あなた自身がどう生きているのか」を置き去りにしてきた、これは演劇に限らず日本全体の大きな問題だった訳だけど、本来ならそこにメスを入れるはずの演劇までもが「個人」を置き去りにしてきた。そしてそれに気付いた時には、既に市場が個人を飲み込む時代に入ってしまった。近代リアリズム輸入の失敗はそのくらい闇が深い。

確かに日本語の「喋り言葉」は世代や風土をべっとり連れてきてしまうから、物語を矮小化させないための知性が俳優には問われる。そのくせ、つい最近まで「役者は馬鹿でなんぼ」なんていう極論がはびこり、不幸に拍車をかけた。そして全ての言葉を作家、翻訳家に委ねた挙げ句、僕たちは額縁の中のホンヤクゲキに堕落し、見た目重視の身内芸に堕落し、舞台上からは現実が失われた。しまいには演劇はそういう物として楽しむ、という認識まで浸透し始めている。難しい演劇と楽しむ演劇が断絶され、翻訳劇と現代口語劇が断絶され、ストレートプレイとミュージカルが断絶された。好きなものを好きな人が好きなように楽しむ時代に、何かを投げ掛けて考える演劇の価値はどこまで共有出来るのだろう。

でもそれもこれも、まずは創り手側の責任で、僕たちがしっかりしなくちゃならない。僕たちは、とにかくどんな事があっても「自分の言葉を喋る」必要がある。そこから始めればいいし、そこから始めるしかない。イェルマを見て、ちょっと絶望して、ちょっとやる気になった。イイネとかフォロワー数を競ってる場合では断じてない。
| 成河(ソンハ) | 観劇 | comments(5) | trackbacks(0) | pookmark |
唐組 吸血姫
2018.06.03 Sunday 10:56
銀さんが出るならと久しぶりの紅テント。花園神社。学生時代ぶり?くらい。かも。巨大な物語だった。巨大過ぎた。こんな日本語の使い方があるのを忘れてた。まいった。47年ぶりの再演ですって。誰にでも出来ないやれるもんならやってみろの戯曲。スケールは勿論、なんというか戯曲のスタミナが凄い。そして、怪演てなんのことですか?みたいな異形が普通の人たち。ご子息、ご息女の躍動と疾走感。血のはなし。国のはなし。たまらないコトバのご馳走。特権的肉体ね。それもこれも、あの台詞ありきなんだよな。コトバがカラダを作る世界。やっぱり素敵。
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日常
2018.05.18 Friday 10:44

KAAT×サンプル
前進座
修羅天魔
ハングマン

合気道
稽古
暗記
暗記
暗記
らくがき
暗記

凸凹
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シベ少
2018.05.13 Sunday 20:14

いやはや

天才過ぎる
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ふじのくに せかい演劇祭
2018.05.07 Monday 13:03

静岡へ。しゅうさんからの宿題だったオスターマイヤーも、クロード・レジも観れなかったが、なんとかマハーバーラタは間に合った。生まれてきて。演劇に出会えて。良かった。この人たちのク・ナウカを観てプロになろうと思った。あの日の事を思い出して泣いた。自在さが深まり、菩薩の笑みを滲ませた美加理さんにハッとしてまた泣いた。日本で僕がファンと呼べる唯一のひとです。国内市場におもねるよりも、世界に誇れるものを創らなければいけない。あらためてそう諭されたような気がします。
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1984
2018.04.27 Friday 10:55
『1984』@新国立劇場小劇場。終演後、呆然として言葉が出ない。頭の中をぐちゃぐちゃにされる。それなら僕たちはどうすれば良いというのか。という。絶望的な思い。やり場のないモヤモヤ。ののちにふと。「ああ。どうすれば良いのか考え続ければいいんだ」と、導かれる。終演後の永遠にも似た1分間。どうすれば良いのかと考えている自分に、この作品の意義を感じる。人間は簡単に考えることをサボってしまうから、踏みとどまろうとした誰かが演劇を始めたのかな、と、そんな事を思う。

「考えさせられる良い作品」じゃ済まされない。演劇を使って、演劇の枠を飛び越えて社会に、日常に還される。バリー・タークもTake me out もそうだった。こんな作品がもっともっと観たいし、創りたい。こういう作品が、3ヶ月でも半年でも上演を続けていられるようになってはじめて、演劇は演劇のためのものではなく、そこに暮らす全員のためのものになる。ファンも「全通しなきゃいけない天国のような地獄」から解放される。実際それを煽っているのはこちら側という無限地獄。こういうのは、ユーチューバーやニコニコ、ボカロ世代にも観て欲しい。観て感じた事を教えて欲しい。広く繋がれないなら演劇は滅びたらいい。額縁に入れられた高級趣味の演劇から、まずはこちらが出なきゃいけない。僕たちが「ファンによる前売り即日完売」を目指す限り、そんな日は一生来ない。もう一度言う。これは別に誰のせいでもないんだ。でもそれは裏を返せば僕たち全員の責任だということ。


補足でつまらない話をすると、小川絵梨子さんの装置を駆使したトリッキーな空間の演出に唸った。実は真骨頂じゃないかなと思った。戯曲が持つ不気味さや温度、不信や不安、時間の歪み、空間のズレ、他あらゆる要素を100%以上に引き出していたんじゃないか。役者ファーストだけじゃない、演出小川絵梨子さんの奇術師たる側面が存分に発揮されて、結果、戯曲の世界に引きずり込まれる。役者や装置を目で追うのではなく、内容に脳みそが釘付けになる。それが出来る役者も凄い。役者の技術の中でこれが一番凄いし大変なことなんだということにいい加減みんな気づいて欲しい。こういう仕事をこそ尊敬してあげて欲しい。という職業贔屓。そうなるとあとは舞台上は魔法のオンパレードだった。舞台上が1つの脳みそになって客席を飲み込んでいた。息が出来ない。絵梨子さん。凄かったっす。
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Take Me Out 2018
2018.04.25 Wednesday 22:57
夏に一人芝居をやる劇場、青山DDDクロスシアターで。『Take Me Out 2018』。初演は未見。

何でそんなに翻訳劇をやるの?という質問への1つの答えに、昔から、「日本には若者目線できちんと現代の社会について考える演劇作品が少ないから」というのがあって、今までは何いってんの、そんなことないし、あるし、と思って来たけど、これを観ちゃうと、口をつぐむ他ない。日本では「社会についてものを言う」態度と、「人を楽しませる演劇」とがこれほど溶け合うことはない。そこには、「考える」も「感じる」も両方あって、そもそもそんなもん2つで1つなんだという当たり前の事を思い出させてくれる。僕たちは病的に「考える」と「感じる」を分けて使うが、出口は「同時にやる」ことにある。そして、演劇という行為がつまり「同時にやる」ことなのだ。その時大事なことは、「平易な言葉で考えて」「我が事として感じる」。俳優、演出、全スタッフのそこへ向かう努力が見事に結実していた。

僕が感想書くと、どうしてもこんな感じになっちゃいますけど、つまりそんな素晴らしい作品でした。

こうやって、僕たちの社会を網羅的に語る事が出来る、そしてそれを当事者として実感する事が出来るのは、演劇に許された確かな力だなと、上質な娯楽だなと、改めて信じさせて貰えた。

5/1まで。青山DDDクロスシアター。当日券あるようです。民主主義につまづいた事のある人なら誰にでも分かる話。つまづいてる事に気づいてないひとには、自分のストレスの理由がちょっと整理される話。ストレスがないひとには、なんだかちょっと感動出来る話。
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バリー・ターク
2018.04.24 Tuesday 02:38
KAAT大スタジオで。相変わらず関東でも指折りの素晴らしいブラックボックス。客席数も最適。濃密で親密で逃げ場がない。大劇場でかけてしまっては台無しになる作品というものがある。今日のはまさにそれ。このキャストでこの演目をこの空間で。公共劇場の気概と良心を見せて貰ったような気がして胸が熱い。

バリー・ターク
by エンダ・ウォルシュ

アイルランドだった。自分の国のことをこんな風に表現出来るなんて、なんというかその知性も感性も、歴史の重さも、言葉を失う。で、あらためて知らされるその深刻さに、息が出来なかった。もちろん、意味をかえてどんな世界にも置き換えて観れるんだろうし観て欲しいんだろうけど、それもこれも、まず、「あの国で、このお話」だからこそ産まれる強度がないと成り立たない。ファンタジーこそ、根っこには直視出来ないリアリティーが必要なんだと、あらためて。で、その強度をバシバシ感じられたという事は、翻訳で、こんなに離れた国で。すごいなー。製作チームの本気を感じた。惜しむらくはもっと色んな種類のお客さんが観れたらいいのに。これはもう誰のせいでもない。席数に限りがあるが故の演劇のメリットと、それを巡ってタコツボ化すること。或いはそれを避けて極端に市場から離れること。そのどちらかになってしまうのは何なのか。良いものが多様に受け取られるためにはどうするべきなのか。何をすれば良いのか。もう良く分からない。開かれた演劇、なんて夢のまた夢。見るけどね。夢。
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赤道の下のマクベス
2018.03.20 Tuesday 16:55

撮影で根岸季衣さんとご一緒して、今日平田満さんを拝見してお話して。心のなかでつかさんにご報告。つかさんの愛した俳優はみな激しくて人間臭くて愛らしい。透明感がある、は俳優には似つかわしくない言葉ですよね。生きているからこそ垂れ流される、澱や体臭を感じる。役が生きている。「泥臭い」という宣伝文句が例え流行らなくなったとしても、役を生かすのはいつだって、そういう澱や臭い。

そして鄭さんの作品には150%それが必要で、というかそれが主成分で、新国立のピットではやはりそれが爆発する。優しくて厳しい、哲学と文学の視座が、泥の中から立ち上ってくる光景に泣いた。「選んだのは自分」というのは、ひとごとではなかった。素晴らしかったでした。
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